TikTokショップへの参入を検討した際、「聞き慣れない専門用語」に戸惑ったことはありませんか?
TikTokショップをビジネスとして成功させるためには、感覚だけでなく、データに基づいた運営が欠かせません。
特に売上レポートを正しく読み解く知識がなければ、本来掴めるはずの改善チャンスを見逃してしまうリスクもあります。
そこで本記事では、TikTokショップ運営において最低限押さえておきたいECサイト用語30選を厳選して解説します。
基礎をしっかり固めて、売上アップを目指しましょう。
EC・製造分野の用語

商品の販売形態や製造、在庫管理に関する用語です。
EC
「電子商取引(Electronic Commerce)」はインターネット上で商品やサービスを売買することの総称です。
身近な言葉では「ネットショップ」「オンラインストア」「通販サイト」などを指します。
TikTokショップでのライブ販売もECの一形態です。
SKU(Stock Keeping Unit)
在庫管理における最小単位です。
同じ商品でも色やサイズが異なれば別々のSKUとしてカウントされ、正確な在庫把握や詳細な売上分析に用いられます。
OEM(Original Equipment Manufacturing)
製造メーカーが他社ブランドの商品を製造することです。
自社で工場を持たないブランドが、商品の設計や仕様を提示して製造を外部委託する形式を指します。
ODM(Original Design Manufacturing)
製造メーカーが商品の設計から開発、製造までを一貫して請け負うことです。
ブランド側はメーカーが企画・完成させた商品を選定し、自社ラベルを貼って販売する形態が多く見られます。
広告分野の用語

集客や広告運用の成果を測定し、効率を判断するために使われる用語です。
ASP(Affiliate Service Provider)
広告主とアフィリエイター(紹介者)を仲介する事業者のことです。
広告の提供、成果の計測、報酬の支払い管理などを一元的に行うシステムを提供します。
トラッキング
ユーザーがどの流入経路や広告を経て購入に至ったかを追跡・計測することです。
どの施策が売上に貢献したかを判断するための不可欠なプロセスです。
インプレッション
広告やコンテンツが画面に表示された回数のことです。
ユーザーへの露出の多さを測るための最も基本的な単位となります。
CTR(Click Through Rate)
広告が表示された回数に対して、実際にクリックされた割合(クリック率)のことです。
広告の画像やコピーにどれだけ魅力があったかを評価する指標となります。
CPC(Cost Per Click)
1クリックを獲得するために費やした広告費用のこと(クリック単価)です。
集客の効率性を測るために用いられます。
CPA(Cost Per Acquisition)
1件の成約(購入など)を得るためにかかった広告費用のこと(顧客獲得単価)です。
広告の投資対効果を判断する重要な指標のひとつです。
ROAS(Return On Advertising Spend)
支払った広告費に対して、いくらの売上が上がったかを示す指標(広告費用対効果)です。
投資したコストに対して、売上のリターンがどの程度あったかを%で表します。
アトリビューション (Attribution)
購入に至るまでのプロセスにおいて、どの動画や広告がどの程度貢献したかを分析・評価することです。
最終的な購入の決め手だけでなく、認知のきっかけとなった施策の役割も可視化します。
マーケティング用語

売上の分析や、顧客の購買行動、販売戦略を整理するための用語です。
CV(コンバージョン)
目標とする成果の完了(ゴール)のことです。
ECやライブコマースにおいては、一般的に「商品の購入」を指します。
VVR(Video View Rate)
動画視聴率のことです。
動画がどれだけ長く、あるいは最後まで視聴されたかを示す指標であり、TikTokにおいてコンテンツの質を評価する大切な要素となります。
UU(Unique User)
特定の期間内に訪問した個人の数(ユニークユーザー)のことです。
同じ人が期間中に何度訪問しても、数値としては「1人」としてカウントされます。
KPI(Key Performance Indicator)
重要業績評価指標といって最終目標(KGI)を達成するために、その過程が適切かどうかを数値で測る「中間指標」のことです。
例えば「売上」という最終目標に対し、その達成度を測るための「ライブ視聴者数」や「商品リンクのクリック率」などがKPIにあたります。
かご落ち
ユーザーが商品をカートに追加したものの、購入に至らずに離脱する現象です。
決済プロセスの複雑さ、送料の高さ、配送日数の不満などが主な要因とされ、EC運営における機会損失の最小化において最も改善優先度の高い項目の一つです。
レコメンド
ユーザーの属性、過去の閲覧・購買履歴、あるいは他ユーザーとの行動類似性に基づき、個々の関心に合致する可能性が高い商品を提示する仕組みです。
パーソナライゼーションを通じてクロスセル(ついで買い)を促し、注文単価や顧客体験の向上を図ります。
オムニチャネル
実店舗、EC、SNS、アプリなど、あらゆる接点(チャネル)を統合し、顧客がどのチャネルを利用しても一貫した購買体験・サービスを受けられる状態にする戦略です。
多角展開(マルチチャネル)ではなく、在庫データや顧客IDの統合を前提とします。
O2O(Online to Offline)
SNSやWebサイト(オンライン)での情報発信やクーポン配布を通じ、実店舗(オフライン)への来店や購買行動を直接的に誘導する施策です。
実店舗を持つ事業者がTikTokなどのSNSを活用する際の主要な導線設計の一つとなります。
OMO(Online Merges with Offline)
オンラインとオフラインを融合させ、その境界を意識させない顧客体験を提供する考え方です。
店舗でのQRコード決済やアプリ内での在庫確認、店舗受け取り(BOPIS)などが該当し、あらゆる接触データを統合してLTVの最大化を目指します。
CVR (Conversion Rate)
コンバージョン率。セッション数(訪問数)のうち、最終的な成果(購入等)に至った割合を示す配信やLPの「成約力」を測る指標です。
集客数(流入)が多くても、この数値が低い場合は商品訴求や購入導線に課題があると判断されます。
AOV (Average Order Value)
平均注文単価といって1回の購入あたりの平均決済金額です。
「売上 = 流入数 × CVR × AOV」の計算式における重要要素であり、セット販売(アップセル・クロスセル)やまとめ買い割引などの施策によってこの数値を高めることが、収益向上の鍵となります。
LTV (Lifetime Value)
顧客生涯価値といって一人の顧客が特定のブランドやショップとの取引期間を通じ、累計でどれだけの利益(または売上)をもたらすかを示す指標です。
新規獲得コストが高騰する中、リピート率を高めてLTVを最大化することが長期的なビジネスの安定に不可欠です。
TikTokショップ公式でよく使われる用語

TikTokショップ独自の用語です。
TSP
TikTok公式に認定されたショップ運営支援パートナー企業のことです。
出店準備からショップ運営、コンテンツ制作、広告運用、ライブ配信の実行までショップ運営に必要な業務を包括的にサポートしてくれます。
TAP
TikTok Shopのアフィリエイト運用に特化した公式認定パートナー企業です。
セラー(販売者)に代わって、最適なクリエイターの選定やマッチング、アフィリエイトを通じた売上拡大の戦略立案・管理を専門に行います。
CAP
高品質な広告クリエイティブの制作や、クリエイターの発掘・育成を専門とする公式認定パートナー企業です。
ブランドの世界観にマッチしたコンテンツを制作し、クリエイターを起用したキャンペーンの成果を最大化させます。
GMV
流通取引総額のことです。
特定の期間内にそのショップやライブ配信を通じて売れた商品の合計金額を指します。
返品やキャンセル分も含まれることが一般的で、ショップの事業規模や成長性を測るための重要な指標の一つです。
GMV MAX
TikTokショップ広告における入札戦略の一つです。
設定した予算内で売上総額(GMV)が最大化されるよう、AIがターゲットや配信先を自動で最適化します。
運用リソースを抑えつつ、効率的に売上を伸ばしたい場合に有効な機能です。
スパークアズ(Spark Ads)
TikTok上の通常の投稿(オーガニック投稿)を、そのままの形式で広告として配信する手法です。
ユーザーのタイムラインに自然な形で表示されるため、通常の広告よりも「広告感」が薄く、高いエンゲージメントや視聴完了率が期待できます。
まとめ
よく使われるECサイト用語についてお伝えしました。
ライブコマースの世界で一歩先へ進みたいなら、知識のアップデートは欠かせません。
これらの用語を使いこなせるようになれば、企業との打ち合わせもスムーズになり、プロのライバーとして信頼されるようになれるでしょう。
ライブコマースジャパンでは、ライバー育成や企業案件のマッチングもサポートしています。
LINEよりお気軽にご相談ください。
